進化し続ける社会の「真ん中」で活躍する

衛 達ガイ

テクノロジーグループ テックリード

2012年 中国天津南開大学 卒業後、大手SIer入社。ERP(販売、債権、債務)パッケージシステムの開発と保守業務、オンプレのパッケージをクラウド化、工場の画像認識による検品システムの構築や機械学習によるソリューション開発などに携わる。2019年7月にセンシンロボティクスへ入社

もっと広い範囲、もっと技術力を生かして、もっとお客様の近くで

前職は大手SIerだったのですが、開発よりも顧客企業の発注や進捗管理、受け入れ作業に時間が取られ、かつトップダウン開発の上流設計がメインでした。大規模開発で一部の開発に携わる良い点としては関わる開発者全員が同じ技術を持っていて、誰もが高い水準で開発を行うことができたことです。同時にそれは、最新の技術、より深堀した技術に携わらなくなっていってしまうことでもあり、一部の開発だけに携わるエンジニアでいいのか?という疑問を持つようになりました。

そんな時に出会ったのがセンシンロボティクスです。技術選定の自由度が高く、スピード感持って意思決定でき、スクラム開発をしている点が魅力的でした。センシンロボティクスでは多くの業務委託の方も活躍していますが、完全な切り出しの外注はなく、自社開発がほとんどです。前職に比べて圧倒的にコーディングする時間が増え、加えて、テックリードによる設計レビューやコードレビューから的確で成長できるアドバイスをたくさんもらえる環境です。入社して2年強ですが、エンジニアとしてのスキルアップをものすごく感じています。システム設計やコーディングするときのパラダイム、最適化などの意識もかなり高くなったと思います。これはSIerにいたままでは得られなかったスキルだと思います。

重厚長大企業の変化を支え、その変化に向き合う仕事

技術的なスキル面での成長だけでなく、やりがいも強く感じています。 センシンロボティクスはマルチベンダーと自由度の高い技術選定を強みにしており、お客様のニーズを最優先に、お客様の作業フローに欠かせない一部となるようなソリューションを作り続けていることで、作ったサービスが確実に使われる、お客さまの業務の助けになる、といったことが実感できています。

だからこそ、自社プロダクトを改善する意欲も自然に湧き上がってきます。それがさらにお客様に良い印象をもたらし、お客様と一緒にサービスの磨き込みすることができます。自社のプロダクトをお客様のニーズによりさらにグレードアップさせる。素晴らしいサイクルだと思います。

また、インフラや製造業など日本を支える大手企業の業務改善の面で様々な領域に利用可能なプロダクトであり、様々な分野の知識や情報が得られ、社会に対する理解度も深めることができたと思います。日本の大手企業は変わらないように見えて、人口減少による労働力不足や社会インフラの老朽化という課題に着実に向かって、確実に対応しています。進歩し続ける社会の真ん中というか、最先端に立っている自覚ができて自慢したくなります。

SIerの上流工程エンジニアからフルスタックエンジニアへ

転職活動当初は、「機械学習、IoT」をキーワードに転職活動先を探していました。センシンロボティクスでは、入社後すぐに3D地図でのドローンの飛行ルート作成のプロダクト開発に参画しました。自分が興味のある3D地図やポイントクラウド、画像処理や機械学習関連だけでなく、過去ほとんど経験がない技術分野へも、開発部内で相談しながら携わることもできました。自ら担当しているプロジェクトのインフラから構築したり、CICDを作成したり、フロントエンドバックエンドを問わずに携わりますし、作ったシステムのパフォーマンス監視も自分で行い、改善、機能強化も行います。 自分が興味の3D地図やポイントクラウド、画像処理や機械学習関連だけでなく、過去ほとんど経験がない技術分野へも、開発部内で相談しながら携わることができ、個人の興味関心・成長と会社の発展が同時並行に進む実感があります。

前提としてはお客さまの要望があり、真のニーズを一緒に探り、オーバエンジニアリングを避け、自ら提案して仕事を進めることが期待されています。その中で、お客様主導で黙々言われたこと、配られたタスクを完遂していくだけの環境ではありません。お客様との調整も多く、企画メンバー、デザイナー、開発部のメンバーと認識合わせをしながらプロジェクトを推進していくシーンがたくさんあります。自社サービスを大手お客様に提供しているため、コーディングして終わりの仕事ではなく、デプロイ後にも、サービスが継続的にお客様に貢献し続けているのかを見守り、改善していくことも重要です。

ここでの経験はFull Stackエンジニアやスタートアップ企業のCTOやファーストエンジニアになれる成長環境であると思います。

候補者の方へ
センシンロボティクスへ面接にきた日のことは忘れません。自由かつ努力している雰囲気にあふれ、大手しか経験したことのない自分にとって、社員の皆のカジュアルな服装、あちこちに置いてあるドローンや3Dプリンタ、本棚には最新の雑誌や技術書といった環境が新鮮でした。 物事の進め方に定番はなく、そのときの最適を検討していく。挑戦したい分野にチャレンジしていける。複雑な承認や深い組織階層、報告・稟議は非常に簡素化されており、迅速にプロジェクトを進めることができます。もっと自分の意志で仕事を進めたい、自分の手でお客様が必要とするサービスを考え、作りたい人には是非応募してほしいと思います。