スピードと柔軟性を持って、会社の事業成長を支える

金澤 宏平
ビジネスマネジメントグループ 経理

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2005年に新卒入社した創業間もない楽器小売業で約10年、一人管理部門として経理を中心に庶務~M&A(被買収側)のデューデリジェンス対応まで幅広く経験。その後、数社で管理部門の業務に従事する中で、明確なビジョンや透明性のある経営の重要性を再認識。それらを大切にする企業風土に惹かれ、2021年9月にセンシンロボティクスに入社。現在は、経理担当として、幅広い領域にチャレンジしながら事業成長を支えている。

チャレンジを推奨する「オープンマインドな社風」

前職までは幅広い管理部門の業務に携わり、それが自分の力となっていました。しかし、経理としてさらに成長するために、より経理業務に専念できる環境で、数値分析や開示業務など、これまで未経験だった分野にも踏み込み、実務経験を積む必要があると感じていました。センシンロボティクスは、社会的意義が強く、成長性を感じる事業内容であることに加えて、面接時にオープンマインドでチャレンジを推奨してくれる環境だと感じたことが、入社を決めた理由です。

センシンロボティクスに入社する前は、管理部門が1〜3名規模の会社がほとんどだったため、管理部門に10名以上のメンバーがいることに驚き、少し緊張もしました。しかし、メンバー全員が中途入社だったこともあり、とても馴染みやすかったです。

実業務では、非効率的なルールや運用があった際には、上司や担当者と協議しながら柔軟に対応し、必要に応じてルールや運用そのものを変更することも可能です。実際に、自分から提案して協議し、運用を変更した経験もあります。このような柔軟な対応ができる環境に、入社を決めた理由の一つである「オープンマインドな社風」がその通りであったことを嬉しく感じ、安心しました。また、役員陣からは「様々なバックグラウンドを持つ人々が集まっているため、お互いの『当たり前』を押し付けず、尊重し合うことが重要だ」というメッセージが頻繁に発信されており、この風土が柔軟な考え方を育む基盤になっていると感じています。

数字に意味を持たせることが経理の本質的な部分であり、醍醐味

センシンロボティクスでの経理業務は、大きく月前半と後半に分かれています。月前半は、経費精算の承認などの細かな業務から、原価計算といった手間のかかる業務まで、月次決算の一連の業務を少人数かつ短期間で行う必要があり、ほぼ隙間なく決算作業に集中しています。

単に試算表を作成するだけでなく、経営企画と連携して、予算や過去の実績を基にした分析や、将来の業績の見通しを立てるなど、多岐にわたる業務を行っています。
月後半は、得意先への請求業務や売掛金回収状況の確認、振込業務、月末の在庫棚卸などの定例業務に加え、翌月の月次決算に備えた事前対応を行いながら、その時々の課題にも対応しています。たとえば、インボイス制度開始の際には社内ルールの整備や、社内周知用の資料作成といった対応も行いました。

年単位では、四半期ごとにIPOを視野に入れた開示業務や監査法人対応、半期ごとの固定資産の実地棚卸などを月次のルーティン業務と並行して進めています。担当範囲は広いですが、会社の実績数値がどのような売上や経費で成り立っているのかを詳細に把握できるため、「キックオフ*1で話していた経営方針が、この数値に反映されているのか」といった分析を深められるのは非常に面白いです。ただ単に数字を出すだけではなく、数字に意味を持たせることが経理の本質的な部分であり、醍醐味だと感じています。この醍醐味を追求することが、経営者と同じ視野を持つことに繋がり、ひいてはリアルタイム経営の実現にも寄与するのではないかと考えています。

キックオフ*1…センシンロボティクスでは、四半期に1回、全社員がオフィスに集まり、経営陣や各部署のマネージャーが経営・事業方針を共有する場として、キックオフを実施しています。

スピード感と柔軟性が必要な現場で業務効率化と改善提案を進める

センシンロボティクスの事業運営はスピード感が求められるため、経理業務も急ピッチでさまざまな管理ツールを整備してきましたが、現状の運用に合わないものもいくつかあります。過去の運用に囚われず、「このやり方で本当に良いのか?」という意識を常に持ちながら、業務の効率化や精度向上に努めています。

全社的に影響を与えるシステム改善などは一人で決められるものではありませんが、定期的な1 on 1の場が設けられており、上司に相談しやすい環境が整っています。そのため、改善提案もスムーズに行えると感じています。

ビジネスマネジメントグループは少数精鋭で、各ファンクションが助け合いながら業務を進めています。これまで経験のない業務にチャレンジすることもありますが、その際はサポートを得ることができます。業務範囲に囚われずに挑戦する姿勢が大切で、成長意欲と責任感を持って業務に取り組むマインドが重要だと考えています。また、スキル面では、少人数で月次決算や年次決算を完結させるため、一人ひとりに短い期限での幅広い業務対応が求められます。そのため、正確性はもちろんのこと、スピード感を持って業務に取り組むことも非常に重要です。

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数字の意味を正確に伝え、会社経営により深く貢献する

ビジネスマネジメントグループは、会社の基盤となるルール作りやイベント企画を通じて、社内風土の醸成に大きく関わっています。そのルール・社内風土次第で、フロントメンバーの顧客対応や会社全体の評価にも影響を与えるため、会社の顔として重要な役割を担っています。また、社内も顧客と考え、柔軟に対応しつつ、必要な部分はしっかりと締めることで「さすがセンシンロボティクス」と評価される管理部門を目指しています。

経理チームとしては、数字を最も把握しているのは自分たちだと胸を張って言えるように、単に数字を出すだけでなく、その数字の意味をしっかり考え、正確に伝えることを目指しています。経理の醍醐味でも触れたように、これを実現することで、会社経営により深く貢献できるとともに、会社全体やチームメンバー個々の成長にも繋がると信じています。

候補者の方へ

センシンロボティクスでは、ご自身の意欲次第で新たな経験を積むことができる、多くのチャレンジの場が用意されています。AIを上手く活用しつつも、AIに代替されない、深みのある経理として成長したい方をお待ちしています。共に切磋琢磨し、会社とともに成長していきましょう。