センシンロボティクスは2015年に設立されたベンチャー企業ですが、社内には大手企業などで様々なスキルを身に付けた経験豊富な社員が多く在籍しており、平均年齢は30代後半となっています。
20代を中心とした若手人材が活躍するベンチャー企業が多数ある中で、比較的年齢層の高いセンシンロボティクスを選んだ20代社員は、どのような考えを持ちながら日々働いているのか。また、どのようなキャリアを描いているのか。
今回は、2022年に入社した20代社員2名に、座談会形式でインタビューを行いました。

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プロフィール
嶋崎 亨(しまさき あき)
ソリューショングループ所属
大学卒業直後にバックパッカーとして中南米などに滞在。
帰国後に株式会社メタリアルに入社し、自然言語処理サービスの新規事業部で案件を推進。
短~長期の新規事業計画において、データ分析から実行計画の立案推進まで携わり、顧客満足度の調査、プロダクトマネジメント、商品企画、業務提携案件などに従事。
2022年6月にセンシンロボティクスへ入社し、「SENSYN CORE Pilot」のプロダクトマネージャーを担当している。

嶋崎

 

石川 萌絵(いしかわ もえ)
デザイングループ所属 
美術大学卒業後、2017年4月からソフトウェアの受託開発会社にてUIデザインを担当。スマートフォンのネイティブアプリを中心としたWebアプリや管理ツールなどのデザイン経験を積む。様々な分野のUIデザインを担当していく中で、よりUXデザインに力を入れていきたいと思い、2022年11月にセンシンロボティクスへ入社。
現在は主に、製油領域のプロジェクトや「壁面点検アプリケーション」のUI/UXデザインに携わっている。

石川

 

インタビュアー
大野 椋風(おおの りょうか)
人事採用担当
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=====目次=====

●    より専門性を突き詰めていくために転職を決意
●    現場に出ていくことで多くの経験値を得ることができる
●    20代で決断した“転職”という選択が正解だったと言えるように
●    最後に

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より専門性を突き詰めていくために転職を決意

大野:本日は私も含めた20代社員の座談会ということで、よろしくお願いいたします!

嶋崎石川:よろしくお願いいたします!

大野:早速ですが、お二人が転職を考えられたきっかけを教えていただけますか?

嶋崎:私は前職で新規事業を担当しておりまして、プロジェクトマネジメントからカスタマーサクセスまで、システム開発以外の幅広い業務に従事していました。
ジェネラリストと言えば聞こえは良いのですが、専門的なスキルを身に付けられていないと感じるようになり、30代を迎えるまでにより成長できる環境に身を置きたいと思い、転職を決意しました。

石川:私は受託開発を中心に行っている会社でUIデザイナーとして働いていました。
色々なアプリデザインに関われることは受託開発におけるメリットでしたが、納期やスピード感を意識する仕事が多かったため、「良いプロダクトを提供するために、顧客の課題一つ一つと丁寧に向き合う」というスタンスは求められませんでした。
また、自身がデザインしたプロダクトが、その後どうなっているのか見えづらいことがほとんどでしたので、デザインしたプロダクトが「誰のどのような課題を解決しているのか」を追求していきたいと思い、もっと顧客やプロダクトと向き合える環境で働こうと考えました。

大野:それぞれ前職に良さを感じる部分はあったものの、仕事への向き合い方や先のキャリアを考えての転職だったということですね。
お二人とも転職することへの迷いはありませんでしたか?

嶋崎:当時社会人3年目で、より成長できる環境に身を置きたいという気持ちの方が大きかったため、あまり迷いはなかったです。

石川:私もあまり迷いはありませんでした。
実際に転職をしたのは社会人5年目のタイミングでしたが、実は3年目のタイミングで転職を考え始めていました。
ただ、ちょうど新型コロナウイルス感染症が流行してしまったため、しばらく様子を見ていまして、その期間で改めて気持ちの整理を付けることができました。

大野:私もそうでしたが、社会人3~5年目のタイミングって転職を意識しますよね。
多少の不安を感じながらも、これまでの経験を外で試してみたいという思いや、もっと成長したいという思いを感じることの方が強いかもしれません。
ちなみに、転職活動時はどのような軸で企業を探していたのですか?

嶋崎:前職では1年目から色々と任せていただき、良くも悪くもほとんど我流で仕事を進めていたため、もっとフレームワークを使って考えられるスキルを身に付けたいと思い、コンサル業界への転職を考えていました。
そんな中、上野さん(当社取締役COO)から「うちはコンサル業界出身者が沢山いるから、色々学べると思うよ」というお話しをいただき、センシンロボティクスへの入社を決めました。
センシンロボティクスでは、コンサル業務に近しい経験を積みながら現場レベルでの施策実行まで一気通貫で関われますし、独自性のある事業を展開しているため、自身の市場価値を高めることにも繋がると思いました。

大野:センシンロボティクスの選考を受ける中で、気持ちが変わっていったのですね。

嶋崎:そうですね。
あとは社員インタビュー記事も読んでいて、いい会社だなと思いました。
仕事だけではなく家庭も大事にしたいという軸がありましたので、刺激的な仕事をこなしながらも、フレックスタイムやリモートワークを活用してワークライフバランスを維持できる点も魅力でした。

大野:働き方についてはその通りで、子育て中の方からも「負担を軽減しながら働けている」という声を沢山聞いています。
石川さんの入社理由はいかがでしょうか?

石川:私は「UIデザイン」に携わりたいというのが前提にあったのですが、「WEBデザイン」という広義で一緒くたに扱われるケースが多いので、その会社で何を求められているのかというところを見極めるようにしていました。
前職でtoB・toCのデザインを手掛ける中で感じていたこととして、toC の場合、「斬新で面白い・楽しい・分かりやすいと感じてもらうため」のデザインが求められ、toBの場合、「ユーザーの課題をデザインでどのように解決していくのか」を求められることが多かった印象です。

大野:toCの場合はユーザーが多い分、賛否両論沢山のフィーバックをいただける面白さと難しさがありますし、toBの場合は社会課題や企業課題の解決という難易度の高いリクエストが多く、そこに向き合うことで感じられるやりがいや社会貢献性は大きいですよね。

石川:私は、「プロダクトが誰の何の役になっているのか」を自分ゴトとして考えることができるようなtoBデザインに関わりたいと思っていたのと、インフラメンテナンス業界の市場規模は今後も拡大し、課題解決のためのソリューション需要も高まると見込んでいたので、センシンロボティクスへの入社を決意しました。

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現場に出ていくことで多くの経験値を得ることができる

大野:センシンロボティクスに入社後は、どんなお仕事に関わっていますか?

嶋崎:センシンロボティクスのコアプロダクトで、それぞれの業務特化アプリケーションの中でも中核となる「SENSYN CORE Pilot」のプロダクトマネージャーを担当しています。

大野「SENSYN CORE」は当社のビジネスにおける基盤ですし、既にプロダクトとして安定しているイメージを勝手に持っていたのですが、どのような課題に取り組んでいるのですか?

嶋崎先端技術に関わる仕事なので、ビジネス面以外にもソフトウエア・ハードウエアといった技術面、その他法令への対応など、日々様々な課題に直面していますし、アナログ規制撤廃などの追い風もあり、ドローンを活用したいという現場が続々と増えてきました。
その中で、「SENSYN CORE」はもっと利便性を高めていかなければならないと思っています。
現場のニーズに応えながら、新しいユースケースや時代の変化にいち早く適応するためにプロダクトを進化させ続けるのは大変なことではありますが、苦労が多い分、「SENSYN CORE」をご利用いただいたインフラ現場の方々から良い反応がいただけると嬉しいです。

石川:私は「マッピングツール」のUXデザインと、「壁面点検アプリケーション」のUI/UXデザインに関わっています。
マッピングツールは要件定義フェーズなので、現場で働く方々へのヒアリングやディスカッションを繰り返し、お客様の「課題解決」が実現できるプロダクトとなるよう、プロジェクトメンバー全員で仕様検討を進めています。
現在はフィードバックを基に、ワイヤーフレームの作成を繰り返していますが、今後は仕様が固まってきたところから随時画面デザインを作成し、より詳細な仕様を決定していく予定です。
「壁面点検アプリケーション」については「SENSYN CORE」同様、お客様にご利用いただく中で発生する課題に向き合いながら、より利便性を高めていくことにフォーカスして取り組んでいます。

大野:実際に、センシンロボティクスで働いてみて感じたメリットを教えていただけますか?

嶋崎:やりたいと思う仕事や、得意なことに注力できています。
自身のスキルが不足していたことも理由の一つですが、前職ではユーザー体験を改善するための施策にまでなかなか手を回せていませんでした。
一方、センシンロボティクスにはデザイナーやカスタマーサクセスなど、それぞれのポジションに選任が就いているおかげで、堅実なプロジェクト推進ができています。
また、プロジェクトの立ち上げ時には、費用対効果などの根拠を明確にすることを経営陣から求められるため、そのプロセスにしっかり向き合うことで今後のキャリアにとってもプラスになっていると感じています。
あとは、自らが現場に出ていくことができるのは大きなアドバンテージですね。
現場に出ていくことで、私たちが作ったプロダクトがどのように動いているのかを肌で感じ、貴重なインサイトを収集できていますので、プロダクトの改善・品質向上に繋げていく上で重要な機会を得ていると思います。

石川:私は、今までは同じポジションに先輩社員がいない環境で仕事をしてきたのですが、センシンロボティクスでは経験豊富な社員と一緒に仕事ができるので、多くのことを学べています。
また、デザイナーの視点だけではなく、プロジェクトに関わる様々なポジションの社員とコミュニケーションが取れる体制ですし、デザイン設計の段階からエンジニア社員も関わってくれるので、視野もどんどん広がっています。
あとは、嶋崎さんも仰っていますが、実際に現場へ出ることによって得られるメリットは非常に大きいです。
インスピレーションを受けることや、新しい発見が沢山あるので、デザイナーとしての成長に繋がっていると感じています。

大野:逆に、入社後に苦戦したことや大変だと思ったことはありますか?

嶋崎:当社のプロダクトはソフトウエアとハードウエアの組み合わせなので、Web上だけで完結しないサービスの難しさを感じています。
雨風などの天候にも左右されるほか、工場やトンネル内のネットワーク環境にも左右されますし、ハードウエアが新しくなれば適応可能な技術検証も必要となりますので、外部環境などのコントロールできない要素が多い中でハードウエアの限界を考慮し、新しい技術をどのように取り込んでクオリティを保つのか、それを追求していくのは難しいですね。

石川:デザイナーに求められる役割は会社によって違いますが、センシンロボティクスではお客様の中に、システムやアプリに苦手意識を持たれている方も多くいらっしゃいますので、「お客様にとっての使いやすさ」をどこまで追求できるのかということが強く求められます。
もちろん、どのサービスでも使いやすさは重要なのですが、私はエネルギーや製造、建設などの業界知識が豊富なわけではないので、「インフラ業界における使いやすさとは何か」という視点で、現場で働くユーザーの理解を深めていくことは大変ですし、業界・企業・業務について、もっと勉強していく必要があると感じています。

大野:転職に際して、企業カルチャー・社内環境・雰囲気も気になると思いますが、20代のお二人から見たセンシンロボティクスの印象はいかがですか?

嶋崎:カルチャーとしては、社内ルールや業務の進め方についてはどんどん提案していくことができるので、裁量を持って働きたい方や積極性のある方にはマッチすると思います。
表現が適切か分からないのですが、いわゆるベンチャー企業の華やかなイメージとは異なるかもしれません。
先程もお話しした通り、ポジション次第で現場に出ていくことが多いので、状況によっては泥臭い仕事が発生することもあると思います。
ただ、インフラ現場の方と直接お話させていただいたり、現場で実際にドローンを飛行させてみたり、現場移動の車中で社員同士たわいもない会話をしたり、私にとっては貴重な体験や楽しいと感じれる時間が多いです。
他のソフトウエア企業では、なかなか経験できないことも多いのではないでしょうか?

石川:「社会課題の解決に貢献したい」という想いで入社している方が多いので、同じ志を持って働ける仲間が沢山いるというのは心強い環境だと思います。
細かいところでは、自分が書いた日報に対して別部署の方がチャットでコメントやスタンプを残してくれたり、「お昼行きましょう」と声を掛けてくれる方も多かったり、懇親会なども定期的に開催されているので、新入社員はすぐに馴染めると思います。
また、多種多様な業界で活躍してきている社会人経験豊富な方や、外国籍の方など、様々なバックグラウンドを持っている社員が多く在籍しているため、お互いの個性を尊重し合う文化が醸成されており、人間関係に悩むことなく働ける職場です。

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20代で決断した“転職”という選択が正解だったと言えるように

大野:最後になりますが、これからのキャリアやセンシンロボティクスで成し遂げたいことはありますか?

嶋崎:センシンロボティクスの事業を拡大させていく上で、「SENSYN CORE」は欠かせないプロダクトとなりますので、プロダクトマネージャーとして責任を持って事業拡大に貢献していくことが当面の目標です。
最終的に、「あの時センシンロボティクスに転職してよかった」と、将来子供に胸を張れる仕事をしていきたいと思います。

石川:センシンロボティクスのUI/UXデザイナーとして、toBプロダクトのデザインに関わっている以上は、「お客様の課題解決に貢献しています」と自信を持って言えるような、自分が手掛けたデザインが「社会の役に立っている」と実感できるような仕事をしていきたいです。

 

最後に…
センシンロボティクスにご興味をお持ちいただけた方は、カジュアル面談も可能となりますので、お気軽にお問合せ下さい。