エンジニアとしての今後のキャリアを考えている方にとって、事業内容と同等に、開発組織のカルチャーは重要な点ではないかと思います。
今回、当社のエンジニア文化や取り組みを少しでも知っていただくため、SENSYN Shareという当社の技術共有会をご紹介します。
1. SENSYN Shareとは?
当社のエンジニアや業務委託の方など社員以外の開発関係者が参加する技術共有会です。毎週1回開催し、エンジニアの約半数が任意で参加し、発表者が取り組んでいるプロジェクトやノウハウ、技術を共有しています。また、新メンバーがテクノロジーG(当社の開発部門)に入社した場合は、新メンバーのキャリア紹介やフリートークの機会を設けています。
発足の経緯
SENSYN Shareは、約4年前にエンジニアの有志によってエンジニアの勉強会として始まりました。
気軽に参加し、発表者の共有から新しい着眼点やインスピレーションをもらうのが大事だという考えから、現在は「技術共有会」という位置づけになっています。発表から刺激を受け、興味を持った分野をより深く調べたり、業務に役立てるきっかけの場になっています。
コロナ禍でのSENSYN Shareの重要性の再認識
新型コロナウイルスが猛威をふるった2020年から、当社ではテレワーク化が進む一方、在籍メンバーとのコミュニケーション量の減少が課題となっていました。そのため、一緒に働いているメンバーを理解する機会、今後繋がる起点として意味合いが変わってきました。SENSYN Shareを通じて、各メンバーの取り組みや強みを知り、業務を始めとしたコミュニケーションや接点が増え、メンバー間の繋がりが強くなっています。
2.実際の取り組みイメージは?
2022/8/18開催の様子になります!
■テーマ 3D地図プラットフォーム「Cesium」の情報連携と活用
発表者
Markさん(2022年4月入社者)
17:00 発表開始
今回は、現在のプロジェクトで「Cesium」を利用する理由やシーンから始まり、「Cesium」が取り扱うデータ構造やその特性、点群データの初期設定、外部データの取り組みについて説明してもらいました。
17:15 QA
ロボットエンジニアのメンバーから外部から異なるデータタイプをCesiumに取り込む場合の質問がありました。点群情報にも複数のデータタイプがあり、位置情報の設定方法や整合性チェックについて質問の詳細を確認しながら、Markさんが丁寧に回答しました。
今回発表してみた感想
皆さんが熱心に聞いてくれたおかげで、話しやすかったです。今まで考えたことがない観点から質問をもらい、自分も勉強になりました。自分の取り組んでいる技術を他のメンバーにも理解いただけて嬉しいです。
上記は活動の一例になりますが、毎週、参加者は別のトピックから開発やスキルアップに繋がるヒントを得ています。また、直近入ったメンバーからテックリード、マネージャー陣まで分け隔てなく口頭、チャットでフランクに質問しています。そのため、発表内容から最近話題になっている技術やトピックに発展し、盛り上がることもあり、比較的自由度の高い技術共有会かと言えます。
3.「センシンロボティクスらしさ」は?
技術領域の広さ
当社の扱う技術はAI、XR、ウェブ、モバイル、IoT、インフラ、ロボット等と広い範囲に及びます。そのため、SENSYN Shareの発表は、自身の知見を縦、横、斜めに伸ばす良い機会を提供してくれます。学会さながらのAI画像認識の最先端を提供してくれるメンバーから、日々の開発における時短やセキュリティに関する目から鱗のライフハック、自動運転の動作デモを通じて他のメンバーを驚かせる発表まで本当に様々です。
バックグラウンドの多様さ
メンバーのバックグラウンドが多種多様であることも特徴です。大規模システム開発/ロボット制御/生産管理システム構築/地図アプリ構築/フリマアプリの機械学習等に従事したエンジニアを始めとし、異なる分野で開発経験をしたメンバーが結集しています。そのため、SENSYN Shareでは、ご自身が今まで接点がなかった技術の一端を知る機会を提供してくれます。また、別の技術領域の観点からアドバイスをもらい、発表者、質問者ともに新しい成長に繋げています。
グローバルな視野、着眼点
海外出身のエンジニアも多く、6カ国2地域から集まり、非常に多国籍な環境です。驚くことに、海外出身のエンジニアは皆日本語堪能で、発表者に対して流暢な日本語で質問を投げかけているシーンも当社の特徴です。日本で生活していると気づかないグローバルな着眼点もあり、発表者は、議論や思考の前提の違いも含め、丁寧に回答してくれます。また、海外メンバーからは、海外の最新事情や日本語では調べてもでてこないソースを共有してくれることもあり、非常に勉強になったという声も多いです。
4.今後のSENSYN Share
現在の運営メンバーの小山さんに今後のSENSYN Shareの構想について伺いました。
小山:今後は、発表者アサインの工夫や活発なQAセッションや雰囲気を作り、参加者からのエンゲージメントを上げていきたいです。当社ではUGV、XR等の技術を実装したプロダクト開発も進んでおります。新規性の高い活動に取り組んでいるメンバーアサインや議論の活発化に繋がるファシリテーションを通じて、参加者の知的好奇心を駆り立てていきます。
当社の自社メディア「SENSYN Navi」でも引き続きSENSYN Shareの更なる取り組みを取り上げていきたいと考えております。
5.今後のSENSYN Share
ここまで記事をお読みいただきありがとうございます。今回は、取り組みの一部としてSENSYN Shareを紹介しましたが、少しでもセンシンロボティクスのエンジニア文化や取り組みにご興味をもっていただけましたら、嬉しいです。
当社では、日々新規プロダクトが生まれており、エンジニア採用を強化しております。各ポジションの募集要項はこちらに掲載しております。まずはカジュアル面談からのスタートも大歓迎です。皆様からのエントリーを心からお待ちしております。