センシンロボティクスは、株式会社ハウテレビジョンが2023年1月21~22日で開催した「Liiga  PITCH」(オンライン転職イベント)に登壇し、ベンチャー企業で働くメリット・センシンロボティクスの魅力・どのような業務を行っているのかなど、赤裸々に語りました。
本記事では、イベントデータやセッション内容をレポートします。

=======目次=======

  • イベント概要
  • イベント・セッション参加者のデータ
  • パネルディスカッション/Q&A
  • パネルディスカッションに対する参加者からの反応
  • 最後に

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イベント概要

~Liigaのイベントテーマについて~

「20代、大人しく終わるつもりはない。
プロフェッショナルになれるトップ企業へ」

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成長意欲の高い優秀な20代を求めるトップ企業が登壇。
各企業がセッションを通して、「市場価値を上げたい」「より高みを目指したい」「今日も明日も勝負し続けたい」といったチャレンジ精神がある20代ハイクラス人材に、アピールする転職イベントです。

参照:https://liiga.me/special_events/liiga_pitch_2nd

~センシンロボティクスのセッションテーマについて~

今、日本が抱える社会課題に対して『自分ゴト』として向き合いませんか?
「社会インフラDX」を展開するベンチャー企業で得られるキャリア

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大手企業・コンサル業界出身者が多く参加することを想定し、当社としては上記のテーマを掲げることでベンチャー企業ならではの魅力を訴求。
セッション内容については、冒頭15分程度で会社説明を行い、残りの35分程度で元コンサル業界出身の社員2名によるパネルディスカッションと質疑応答を行いました。

参照:https://liiga.me/special_events/liiga_pitch_2nd/26

イベント・セッション参加者のデータ

~イベント規模感・参加者の傾向について~

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イベント参加者の総計は100名を超え、この中から当社のセッションに参加していただいた方は64名(途中入退出含む)となり、参加者全体の約2/3に迫る盛況ぶりでした。

~セッション参加者の参加理由(選択式)~

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参加理由は、「センシンロボティクスを知りたい」「セッションテーマが気になる」という方が大半を占めていました。
特にセッションテーマについては、社内で議論を重ねて設定した背景もありますので、セッション参加者の内、約1/3の方に興味を持っていただけたことは嬉しい結果となりました。

パネルディスカッション/Q&A

ここからは、好評だったパネルディスカッションの内容に触れていきます。
実際のトークテーマや参加者からの質問に対して、センシンロボティクスのパネリスト2名がどのような回答をしていたのか纏めております。

~パネリストの紹介~

正岡 克(まさおか かつみ)

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新卒で総合コンサルティングファームに入社し、ITコンサルタント・業務コンサルタントに従事。
電力・ガス業界を担当し、マネージャーとしてERPパッケージ導入による業務改革支援などに従事し、要件定義から運用フェーズまで関わる。
センシンロボティクスでは、BLADE Check(風車点検アプリケーション)のプロダクトオーナーを担当。

高橋 良伊(たかはし よしただ)

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新卒で大手SIerにシステムエンジニアとして入社し、多数のシステム開発プロジェクトに従事。
その後コンサルティングファームに転職し、自動車メーカのコネクテッドカーを用いた新規サービス立ち上げプロジェクトに従事。
センシンロボティクスでは、SENSYN CORE (業務自動化統合プラットフォーム)全体のプロダクトオーナーを担当。

~質問への質疑応答~

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Q.最初のキャリアでコンサル業界を選んだきっかけは?

正岡:新卒時代なので「何となく」ではありましたが、社会課題の解決に取り組みたいという想いがありました。
その中でも、特に自身の生活にとって関わりが深いエネルギーやインフラ領域に興味があったのですが、その領域で課題解決を行うために、何が必要でどういう経験が役に立つのかということは、全く分からないという状態でした。
自分の中でのイメージとして、コンサル業界であれば、色々な分野における実態が知れて、今後のキャリアに役立つスキルを身に付けることができると思い、ひとまずコンサル業界を選択しました。

高橋:私は大手SIerからコンサル業界へ転職しました。
SIerで勤務し続ける中、段々と自身の成長が鈍化していると感じることが多くなっていました。
あとは業務のところで、SIer時代はとにかく人材リソースとお金を投入して、大きな案件を回して稼いでいくスタイルだったので、もっと顧客の課題に入り込んで解決していきたいという想いから、コンサル業界に入ることを選びました。

Q.その後、コンサル業界からベンチャーへ転職した理由は?

正岡:私は結局10年近くコンサル業界に在籍し、マネージャーとしてそれなりの収入を得て、順風満帆なキャリアを送っていたのですが、顧客の業務改善やシステム導入プロジェクトに第三者として関わる中で、自分の仕事が社会課題の解決に繋がっている実感を得られていないと思い始めたのが転職を考えたきっかけです。
顧客対応はもちろんありましたが、Power PointやExcelに向き合う時間も多かったので。
ベンチャー企業への転職を選んだのは、現場の最前線で自身のアウトプットがどのように社会へ還元されているのか、誰のどのような課題解決に繋がっているのか、それらを感じながら「自分ゴト」として働くことができると思ったからです。

高橋:コンサル業界に入ってからは、顧客の課題に入り込んでそれを解決したいという希望は叶いました。
顧客にも認めていただいて、密にコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めることができていましたし、難しい課題に取り組むことで自身のスキルアップにも繋がっていました。
ただ、「自分ゴト」という観点では、肝心なところで顧客の重要な意思決定に関われないという大きな壁がありました。
その時から、自分の責任の下で腹をくくり、重要な意思決定に関われる業務に携わりたいと思い始め、結果、ベンチャー企業に挑戦することを選びました。

Q.「重要な意思決定」とは、例えばどのような場面で関わることができるのか?

高橋:コンサル業界の場合、顧客が「新規事業を始めたいけどどうしよう」という悩みを抱えている時に、「このような事業領域で、これくらいの予算で始めましょう」というような、立ち上げフェーズにおける企画提案を行ったり、具体的なプロジェクトの実行支援を行ったりする形で関われますが、「AかBのどちらを選択するのか」という重要な意思決定の場面においては、最後の最後で締め出されてしまうことがほとんどです。
センシンロボティクスであれば、顧客の課題発掘から解決策の提案、予算策定からスケジュール決め、実現可否の調査や研究開発・テスト・実装まで、実際に顧客の現場に足を運び続けながら、一気通貫で関わることができます。
自社プロダクトはもちろんのこと、顧客との共同開発においても、単なる顧客とベンダーの関係性ではなく、パートナーとして共同プロジェクトを進めていくというスタンスとなりますので、必然的に重要な意思決定に関わることができます。

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Q.「現場」に行くことで、仮説や想定以上のデータを取得できることもあるのか?

正岡:まずは顧客からヒアリングした課題をベースに、プロトタイプを作ってから現場に出るのですが、やはり予想外のデータが取れるケースはあります。
現場に出て、その場でメンバーや顧客と「これはこうだ」「あれは違う」と試行錯誤しながら進めていく中で、新しい課題を発見したり、ソリューション開発のヒントに繋がるデータを取得することができます。
自分が立てた仮説が正しいのかを自ら答え合わせすることができますし、今後に活かせるインサイトを得ることもできますし、中と現場を一気通貫で担当するので、質の高いPDCAを回せることもメリットですね。

高橋:正岡さんが仰る通り、仮説を立てていても、予想外のデータが取れるようなケースはあります。
全部が全部、革新的な面白いデータというわけではないのですが、現場だからこそ気付くことができることも多く、小さい積み重ねの中で貴重なデータを取得していくことができるので、その度に現場に出ていくことの重要性を感じています。

Q.コンサル業界出身者が活かせるスキルは?

正岡:仮説構築、課題整理、プロセス管理など、全般です。
フレームワークを決めた後、必要な行動を細かく具体に落とし込んでいく能力は凄く活かせていますよね。

高橋:そうですね。
コンサルはクライアントワークなので、顧客折衝やプロジェクトマネジメントスキル、ドキュメンテーション作成などのポータブルスキルは相当に鍛えられますし、どこの会社に入っても活かせると思います。

Q.センシンロボティクスの魅力は?

正岡:入社して一番魅力だと感じたことは、ロボットやドローンがオフィスに沢山置いてあるので、オフィスにいながらも現場感を味わうことができるところです。
あとは、センシンロボティクスは社員の魅力が凄いと思います。
外資系大手や日本を代表する有名IT企業出身者も多いですし、セールス以外にもカメラマン・映像ディレクターなど、現場のたたき上げ社員が多く在籍しています。
また、現場だけではなく、社内で活躍するエンジニア・マーケター・バックオフィスなども優秀な方ばかりです。
彼らのような優秀な人材と、ベンダーや顧客という関係性ではなく、同じ目的を志す仲間として一緒に仕事ができるのは、自身のキャリアにとっても財産になっています。

高橋:大手企業出身者が多いのは、センシンロボティクスの強みの一つですよね。
社風もいい意味で落ち着いていますし、若手社員としても多くのことを学べる環境だと思います。

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Q.競合との比較で挙げられるセンシンロボティクスの強みは?

高橋:そもそも、ダイレクトにぶつかる競合は多くない印象ですね。
当社は、顧客や業界の課題を本気で解決するため、まだこの世にないソリューションを一から創出していくスタイルです。パッケージやハードウエアありきのベンダーではないので、提案に制約が無いのは強みですね。

正岡:社内にはドローンパイロットも複数名いますし、何かトラブルが発生しても、現場に駆け付けて自社で解決することができます。
ソフトウエア・アプリ開発も、ほとんど内製化しているので、技術力や開発スピードにも大きなアドバンテージがあります。

Q.ベンチャー企業で活躍できる人は?

正岡:指示を待つだけではなく、自分から動き、動かしていかなければならないので、「社会課題の解決に貢献したい」「自分ゴトとして仕事に取り組みたい」という責任感や使命感がある方は楽しめる環境だと思いますし、逆に上手くいかないことを仕組みや組織の在り方などのせいにしてしまう方では、フィットしませんね。

高橋:一言で言うと、「変化と不完全を楽しめる方」ですね。
ベンチャー企業は、環境もビジネスも制度もスピーディーに変化していきます。
何か課題が出てきたときに、不満ではなくてむしろ自分から楽しんで改善に努めていくことができる方ならば、ベンチャー企業でも活躍することができます。

Q.今後どんなキャリアを歩んでいきたい?

正岡:日本社会もセンシンロボティクスも、今後どのように変化していくかはなかなか予測できないので、どんな状況に置かれたとしても価値を発揮できるように、自分自身の実力を上げ続けていくことにこだわりたいです。
自身の考えをアウトプットした時、現場にどのような影響をもたらすことができるのか、その試行錯誤を積み重ねながら着実にスキルアップしていきたいです。

高橋:まだ5~10年先の話だと思っていますが、いつか自分で事業を興したいと考えています。
そのためには、正岡さんが仰ったことは私にとっても重要で、社内や顧客の経営層に近い場所や、現場の中で意思決定に関われるところに居続けながら、スキルを磨き自分を高めていきたいです。

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パネルディスカッションに対する参加者からの反応

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選考希望・カジュアル面談希望を含めて、好印象を持っていただけた方は、回答者全体の70%を占めており、パネルディスカッションの効果を得られたと感じています。

その他、以下のようなご意見もいただきました。

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キャリア形成やベンチャー企業に対するコメント以外にも、センシンロボティクスの事業内容やソリューションへ興味を持った参加者も多かったため、有意義なイベント登壇となりました。

最後に…
センシンロボティクスの採用活動において、ウェビナーイベントに登壇したのは初の試みでしたが、センシンロボティクスへの興味関心に繋がっていれば幸いです。
今後も引き続き、センシンロボティクスの魅力を随時お届けしてまいりますので、ご期待ください。

センシンロボティクスにご興味をお持ちいただけた方は、カジュアル面談も可能となりますので、お気軽にお問合せ下さい。