前回の「駆ける人事vol.5」では、フロント部門で活躍している子育て中社員から見たセンシンロボティクスは働きやすいのか?というテーマで3名にインタビューを行いました。
今回はその第3弾として、ソリューションのグループ長を務める泉と、マーケティングとカスタマーサクセスのグループ長を兼任する髙野に、「マネジメント層から見たセンシンロボティクスの働きやすさ」についてインタビューしてみました。


※インタビューはオンラインで実施

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プロフィール
泉 琢也(いずみ たくや)

コンサルティング会社のプロジェクトマネージャーとして多くのBPR/IT案件を推進。
Webサービス会社においては、Webサービスのディレクション、プロジェクトマネジメント、事業開発、業務提携案件などに従事。
センシンロボティクスでは、プロダクト開発、プロジェクト推進に関わり、顧客の業務効率化・自動化の取組みに貢献。
現在はソリューショングループのグループ長を務めている。


泉

髙野 和之(たかの かずゆき) 
複数の事業会社にてHR企画職・新規事業立ち上げ責任者・経営企画職・独立系コンサルティングファーム役員など複数歴任。
業務改革・組織改革・システム導入など、多岐にわたる案件を幅広く手掛ける。
前職のエンタメ企業では「B2BからB2Cへ」を掲げたビジネスモデル転換とDXの推進役として専門部署の立ち上げ・マネジメントに従事。
センシンロボティクスでは、マーケティングとカスタマーサクセスのグループ長を務めており、事業開発・組織開発を横断するロールに従事。

髙野

 

インタビュアー
大野 椋風(おおの りょうか)
人事採用担当
大野写真

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==目次==

●    リモート時代のマネジメントに求められることとは?
●    働きやすい環境づくりには、グループ内の相互理解を深めることが重要
●    マネジメント業務をしていても柔軟な働き方はできる
●    ベンチャー企業の成長スピードに合わせた組織づくりをしていきたい
●    最後に

※参照記事
センシンロボティクスの福利厚生一覧・マップ
「センシンロボティクスは働きやすい?」~バックオフィス編~
「センシンロボティクスは働きやすい?」~フロント編~

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髙野&泉1

リモート時代のマネジメントに求められることとは?

大野:本日は、子育てとマネジメント業務を両立しているお二人に、「マネジメント層から見たセンシンロボティクスの働きやすさ」についてお話伺えればと思いますので、よろしくお願いします。

髙野:よろしくおねがいします。

大野:これまでのインタビューでも触れてきました通り、当社ではフレックスタイム制やリモートワークを積極的に活用している社員が多いと思うのですが、マネジメントする立場としての「やりやすさ」「やりづらさ」でそれぞれ感じることはありますか?

: ソリューショングループでは朝の決まった時間にミーティングなどを設けていないので、フレックスタイム制については特に気になりませんが、リモートワークの場合は直接顔を見ながら仕事ができないため、多少やりづらさを感じます。

大野:顔が見えないことによって、どのような難しさを感じるのでしょうか?

:例えば、「元気がないな」「疲れていそうだな」など、そういう雰囲気をメンバーからダイレクトに感じ取るのは難しいです。
とは言いつつも、ソリューショングループはもともと出張や現場対応が多いので、リモートワークの有無にかかわらず、コミュニケーションの取り方を工夫することは必要だと感じています。
Slack(チャットツール)を活用したコミュニケーションもそうですし、メンバーが日々投稿している日報を見ることで、細かい変化に気付くことができるように意識しています。

髙野:泉さんが仰る通りで、顔が見えないことで感じる働きづらさというのは、現在のリモート時代において世の中で共通して語られている悩みなのかなと思います。
メンバーの変化に気づきづらいという点もそうですが、部署内外の人とどのようなコミュニケーションを取っているのか、普段の振る舞いが見えづらい点に難しさを感じます。
当社で発生することは少ないかもしれませんが、万が一「メンバーの〇〇さんと〇〇さんが上手くいってない」ということが起きたとしても、すぐに対処できるような準備をしておく必要はあると思います。

大野:なるほど。
となると、マネジメントする立場としては、リモートワークのメリットは感じづらいでしょうか?

:そんな極端なことはないですよ。
柔軟な働き方を許容することによって、メンバーのパフォーマンス向上に繋がるというのはメリットとして大きいと思います。

髙野:見えづらいからこそ、より細部にこだわってコミュニケーションを取ることができます。
対面でのコミュニケーションだと、その場の雰囲気や勢いもある中で曖昧に物事を進めてしまっていることもあるのではないか?と思うこともありますが、リモートの場合はテキストコミュニケーションが中心となるため、齟齬を起こさぬように意識することが増え、仕事の精度が上がると感じています。

髙野&泉2

働きやすい環境づくりには、グループ内の相互理解を深めることが重要

大野:建前としての制度ではなく、フレックスタイムやリモートワークなどをメンバーに心置きなく活用してもらうために、マネジメントで意識していることはありますか?

: 子育て中のメンバーがグループ内に在籍していることや、そのことで業務調整が発生するということ自体、何も特別なことではないと捉えています。
例えば、メンバーの得意・不得意に応じてプロジェクトにアサインしたり、時期的な増減によってアサインするプロジェクト量を調整したりするようなイメージで、「グループ内で考慮が必要となる要素」が一つ増えたという程度の感覚です。
また、ソリューショングループには30名近くの社員が在籍しているということもあり、他のメンバーにサポートを依頼するなどのリソースマネジメントはしやすい方だと思います。
もちろん、サポートを引き受けてくれるメンバーには少し負荷がかかってしまうケースもありますが、そこでわだかまりを発生させないために、グループ内で良好な関係性を築いておくことが重要ですし、困ったときはお互い様なので、メンバー同士が尊重し合い、心理的安全性を保ちながら働ける雰囲気を作ることを意識しています。

大野:人数が多い分、風通しの良い組織を作っていくことは大変ではないですか?

:メンバー一人一人とのコミュニケーションは大切だと思っているので、1on1等の機会を定期的に設けておりますが、10人規模のグループと同じように高頻度で実施するのはどうしても難しいです。
その分、プロジェクトリーダーやプロダクトオーナーと積極的にコミュニケーションを取りながら、グループ内のメンバー情報が入ってくるような体制を取っています。

髙野:センシンロボティクスには同調圧力みたいなものがないですよね。
私は、働き方も仕事の進め方も個人に裁量を与え、「大人の判断をして欲しい」ということを常日頃から伝えています。
マーケティンググループやカスタマーサクセスグループは5~10名と人数が少ない分、単純な人員リソースだけでカバーするというのは難しいのですが、「誰が何をやっているのか」「何を得意として何を苦手としているのか」というメンバー同士の状態把握や、相互理解を深める働きかけは私も大切にしています。
また、当たり前のことかもしれませんが、「日々の報連相に漏れがないか」「成果に繋がる取り組みができているのか」ということも、マネジメントする上で常に気にしています。
報連相ができていれば、メンバー同士でカバーし合える部分にも気付くことができますし、成果に繋がる取り組みがしっかりできていれば、仮に休みが発生してもリカバリーが効きますので。

髙野&泉3

マネジメント業務をしていても柔軟な働き方はできる

大野:これまでは「マネジメントの視点」でお話を伺ってきましたが、「親の視点」ではいかがでしょう?
マネジメント業務は他のメンバーもカバーすることが難しい分、属人化しやすいですし、仕事に穴をあけずに家庭・子育てを両立するのは大変なイメージです。

:全てを思い通りにコントロールすることは難しいので、家族やプライベートの予定は極力先に決めるようにしています。
家事・育児だけではなくて時には趣味に没頭したり、優先順位を付けながら柔軟にやっています。
もちろん、マネジメント業務は属人化することも多いですが、 例えば一日休んでしまったからといってそれがクリティカルな問題となるわけではありません。
また、グループ内には複数名のリーダー社員がいるので、部分的に権限移譲しながらカバーしてもらっているところもあります。

髙野:私の場合は良いのか悪いのか分からないですが、頭の中ではプライベートと仕事の棲み分けをあまり意識していません。
例えば、私は車が趣味なので、乗るのもいじるのも好きなのですが、洗車をしている時間が一番仕事のことを考えられますし、ぱっといいアイデアが浮かんだりします。
常にメンバーの心情変化やトラブルの芽に対して早めに気付くことができるよう、細かなコミュニケーションを心がけていますが、そのための情報収集は子供を寝かしつけた後でもできますし、リアルタイムでなくとも支障はないので、必ずしもマネジメント業務が家事・育児の時間を圧迫してしまうということはないと思っています。

髙野&泉4

ベンチャー企業の成長スピードに合わせた組織づくりをしていきたい

大野:今回は「マネジメント」と「親」の視点でセンシンロボティクスの働き方についてお話をしていただきましたが、今後の企業成長や組織作りに向けて、より力を入れていきたい取り組み・展望などがあれば、教えていただけますでしょうか?

: 現状はプレイングマネージャーとしての動きが強いので、プレイヤー目線ばかりではなく、マネージャーとしてどのような働きかけをすれば、会社や事業を成長させることができるのか、という視点での取り組みを増やしたいですね。
例えば、採用活動一つをとっても、経営方針や事業戦略がある中で、どのプロジェクトを拡大していくのか、そのためにどれくらいの予算をかけて、どんな人材を採用していくのか、というようなところをもっと繋げて考えていけるような取り組みをしていければと思っています。
あとは、メンバーとの向き合い方ですね。
特定の案件だけではなく、メンバーがもっと幅を広げて挑戦できるような場を提供したり、メンバー同士で細かいコミュニケーションを取れるような組織体制を整えていくなど、「働きやすさ」というのは制度だけの話ではないと思うので、日々の活動の中でブラッシュアップしていきたいです。

髙野:会社のステージに合わせ、組織の在り方や仕事の進め方をアップデートしていかなくてはならないという点は、泉さんと同じ課題を感じています。
我々は、新しい市場を作っていくというビジネスを展開しているので、昨日は答えが「A」でも今日は答えが「B」ということも沢山ありますし、最適解を常に探り続けなければなりません。
フレックスタイムやリモートワークなどの働き方然り、仕事の進め方についてもセオリーにはめ込みすぎず、柔軟な姿勢で捉えていくことが大切です。
また、自分自身のポリシーとしてもそうですが、上司の顔色ばかりを気にして仕事をする組織ではいけないと思っていますので、与えられたものを運用していくだけではなく、カスタマーサクセスやマーケティングドリブンで会社を成長させていくということをミッションにおいて、メンバーと一緒に成長していきたいです。

 

最後に…
センシンロボティクスにご興味をお持ちいただけた方は、カジュアル面談も可能となりますので、お気軽にお問合せ下さい。

※参照記事
センシンロボティクスの福利厚生一覧・マップ
「センシンロボティクスは働きやすい?」~バックオフィス編~
「センシンロボティクスは働きやすい?」~フロント編~