前回の「駆ける人事vol.4」では、パパ・ママの立場から見て「センシンロボティクスは働きやすいのか?」というテーマで、バックオフィス社員2名にインタビューを行いました。
今回はその第2弾として、フロント社員3名にインタビューしてみました。

※インタビューはオンラインで実施

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プロフィール
大木 健(おおき たけし)

東北大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻にて博士(工学)を取得。
東北大学の博士研究員、海洋研究開発機構(JAMSTEC)技術研究員、Shell Ocean Discovery XPRIZEに挑戦する日本チーム"Team KUROSHIO"の共同代表等を経て、2020年にセンシンロボティクスへ入社。
主にUGVのプロダクト開発及び石油業界を中心としたプロジェクトを推進。
2歳長女、0歳次女の子育て中。


大木さん

志佐 孔貴(しさ よしたか) 
NRIネットコム株式会社にて、Webアプリケーションエンジニアとして金融業界向けの業務アプリケーションやWebサイトの設計・構築・運用・開発マネジメントを経験したのち、株式会社ベイカレント・コンサルティングやアクセンチュア株式会社にて、コンサルタント/システムアーキテクトとして新規ビジネス構想・業務設計・要件定義・PMO・クラウド・セキュリティなどITを中心としたプロジェクトを多数経験。
センシンロボティクスではプロジェクトマネージャー、システムアーキテクトとして屋内ドローンをはじめとする各種DXプロジェクトを担当。
7歳長男、2歳三男、0歳長女の子育て中。

志佐さん

宮川 弘平(みやかわ こうへい) 
横浜ゴム株式会社にて、エンジン部品の開発に携わり、耐久性や製品の負荷検証などを担当。
その経験をベースに、ハードウェアエンジニアとしてドローン業界で開発を行ってきた。
メーカー時代には、顧客問い合わせ窓口・開発・操縦・点検業務など幅広い業務を経験。
「ドローンの市場を作りたい」という思いからセンシンロボティクスに入社。
現在はカスタマーサクセスとして活躍。
3歳長男の子育て中。
宮川さん

インタビュアー
大野 椋風(おおの りょうか)
人事採用担当
大野写真

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==目次==

  • 「子育て」も「仕事」も有意義に時間を使うことができる
  • 家庭・仕事をしっかりと切り分けて考えることが大切
  • 自分たちが柔軟な働き方をしている姿を示すことも必要
  • 最後に

※参照記事
センシンロボティクスの福利厚生一覧・マップ
「センシンロボティクスは働きやすい?」~バックオフィス編~
「センシンロボティクスは働きやすい?」~マネジメント編~


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大木&宮川&志佐2

「子育て」も「仕事」も有意義に時間を使うことができる

大野:今回は、仕事と育児を両立しながら活躍している社員の働き方「フロント編」というテーマでインタビューさせていただきますので、よろしくお願いします。
お三方は、2020年の感染症流行後の入社だと思いますが、やはり転職軸として働き方の柔軟性は求めていたのでしょうか?

大木: 子供が生まれたタイミングだったので、勤務場所や就業時間等、働き方の柔軟性があるといいなというのは考えていました。
前職でもリモートワーク制度は導入されていましたが、当時はそこまでリモートワーク慣れしている方も少なかったですし、あまり使いこなせていないと感じていました。

志佐:私も働きやすさの柔軟性だけがセンシンロボティクスへの入社理由ではありませんが、子育てと両立しやすいことは一つの転職軸として置いていました。
前職でもリモートワークはある程度活用できていましたが、センシンロボティクスの方がリモートワークを使いやすいと感じています。
また、高いパフォーマンスを発揮するという前提ではあるものの、センシンロボティクスにはリモートワークを上手く活用できている人が多い印象です。

宮川:私はそこまでこだわっていたわけではないのですが、顧客対応やミーティングが発生しないような日でも必ず出社しなくてはならないというのは、「なんで駄目なんだろう?」と思うタイプでしたので、フレックスタイムやリモートワークが促進されていない会社=社風としても柔軟性がなさそうだな、という見方をしていました。
前職では基本的にオフィス出社でしたが、センシンロボティクスでフレックスタイムやリモートワークを活用してみて、本来であれば通勤にかかってしまう時間を別のことに充てれるので、時間を有意義に使えていると実感しています。
また、子供に何かあった時、心置きなくすぐ迎えに行けるというのも安心です。

大木: 凄く分かります。
社内ミーティング等も、ある程度家庭や子供優先で調整することが可能ですし、常に不安を抱えながら仕事をする必要もなく、安心して働くことができています。
あとは、「子の看護休暇」は凄く助かりますね。
子供が保育園に通い始めたころは体調を崩しやすく、保育園から呼び出しの連絡が来ることもしばしばあったのですが、子の看護休暇は「有休」として使えるのでありがたいです。
他にも、「半日だけ子供を見ておく必要がある」という状況においては、フルフレックスを上手く活用したり、そこにリモートワークを合わせることで、わざわざ休暇を取る必要もなくなっています。

志佐:子の看護休暇は素晴らしいですよね。
前職においては、子の看護だったとしても休めば給与を引かれてしまうのは当たり前でしたので、有休として使えるのは初めてです。
仕組みや制度としての話もそうですが、「カルチャーとしてしっかり会社に根付いている」というのはありがたいです。
センシンロボティクスは子育て中の方が多いですし、理解がある環境だなと思います。

大木&宮川&志佐3

家庭・仕事をしっかりと切り分けて考えることが大切

3人の1日のスケジュールについて(リモートワークの日)

大木

大木1日

 

志佐

志佐1日

宮川

宮川1日

大野:1日のスケジュールを見ますと、みなさん共通で朝が早いですし、お迎えに行くタイミングで業務を一時中断されているようですね。
業務特性上、顧客対応で現場に出向いたり、出張が発生することも多いと思うのですが、育児とのバランスはどのように保っているのでしょうか?

大木:共働きということもあり、妻と適宜コミュニケーションを取りながら調整してます。
私は出張頻度が月4日程度且つ、オフィス出社も週1日程度なので、外勤がそこまで多いわけではないのですが、状況に応じてシッターさんに子守を依頼したり、グループのメンバーに業務サポートを依頼することもあります。
ただ、なるべくそうならないように対応していることがほとんどです。

志佐:私も出張対応は少ない方で、月2~3回程度が平均です。
大木さんも仰っていましたが、もしもが起きてしまった場合でも対応できるように、月初めや出張の数週間前に「この日は出張だよ」ということをあらかじめ家庭内で共有しておけば、仕事に支障をきたすことはありません。
どうしても調整できない時は、親戚に依頼することで対応しています。

大野:逆に、宮川さんはかなり出張が多いイメージですが、どのように対応しているのですか?

宮川:そうですね、出張がない週は珍しいくらいで、少なくとも隔週で発生していますね。
子育てへの影響がないと言えば噓になりますが、それでもセンシンロボティクスの柔軟性には助けられていますね。
例えば、リモートワークが推奨されていなかった場合、出張は午後からなのに午前中は必ずオフィスに行かなくてはならないということも考えられるのですが、センシンロボティクスの場合は午前中に子供を保育園に送り、そのあと家で準備をしてから出張するという時間の使い方も可能なので、よりフレックスタイムやリモートワークの恩恵を受けているなと感じています。
あとはみなさんがお話ししていた通りで、妻の出社日に合わせて予定を組むことは必須ですね。
ただ、カスタマーサクセスの場合は大人数且つプロジェクト単位で調整を行うことは少なく、あくまでも自分と顧客間のみでの調整となるため、融通は効きやすいと思います。

大野:なるほど。
みなさん共通で、あらかじめ家庭内でスケジュール調整しておくことを重要視しているのですね。
ちなみに、社員同士で業務をカバーし合う頻度は、あまり多くないのでしょうか?

大木: 各社員が色々な案件にアサインされているので、常にカバーできる体制が整っているかというと、それは難しいのかなと感じています。
ただ、先程もお話ししたように、家庭内であらかじめ調整をしておけば、「社内外誰に頼ることもできない」という状況には陥らないかと思います。

志佐:そうですね。
どうしてもという場合は、上司に相談するということもあるかもしれませんが、社内外いずれの調整もできなかったというピンチは今までありません。
「現場検証のため出張します」というのも事前に顧客との間で予定組みをしていますし、それが突発的に決まることは少ないので、家庭内での調整はしやすいです。

宮川:大木さんも仰っていましたが、社内で常にバックアップ体制を用意しておくのは難しいですね。コロコロ担当を入れ替えられる環境ではないので。
カスタマーサクセスというポジションの括りだけで言えば、プロジェクト納期のような厳密な締めが決まっているわけではないので、ある程度猶予があります。
スケジュール調整自体も裁量を持って行えるので、イレギュラーが発生しないようにコントロールしやすいと思います。

大野:「あらかじめ確認する」「事前に調整する」と一言にいっても、育児と仕事を両立するためのタイムマネジメントには相当気を使っていると思うのですが、何か意識していることはありますか?
中には、家事・育児のおかげでタイムマネジメントしやすいという意見もあるようですが。

大木:タイムマネジメントしやすいかというよりは、タイムマネジメントが前提として必須になっているという感覚です。
仕事をしながら、仕事と家庭の予定が錯綜しないように考えること自体が難しいので、あらかじめカレンダーの時間をブロックして、完全に切り分けられるような状態を作るしかないと思っています。
切り分けて考えることができるのは、柔軟な働き方を許容してくれる環境があってこそなので、そこは会社に感謝しています。

志佐:大木さんとほぼ同意見です。
とにかく、マルチタスクはしないようにしていて、仕事と家庭に使う時間をしっかり区別するようにしています。
まだ子育てをしていなかった頃は、オーバータイムで働くことも選択肢の中にありましたが、今はその働き方をすることはできません。
時間に制約がある中で、仕事の量と質のバランスを考えなくてはならないので、どうすれば業務を効率的に遂行できるのかという思考が大切です。

宮川:ほとんどお二人が話してしまいましたが、その通りだと思います。
状況を予測してある程度バッファを持ちながら動くことで、イレギュラーが発生してもリカバリーできる状態を作るようにしておくことが重要ですね。

大木&宮川&志佐1

自分たちが柔軟な働き方をしている姿を示すことも必要

大野:当社のビジネスは、社会インフラ業界の働き方を変えることにも寄与していると考えていますが、実際に現場へ出てそのミッションに取り組んでいるお三方の「働き方」や「キャリア」に対する考え方を教えていただけますか?

大木: どういう働き方をしたいか、というのは人それぞれだとは思いますが、それを実現することが難しい仕事に就いている人もいるわけですよね。
そういうジレンマを抱えている人に対して、我々のソリューションがもっと広まっていくことで、働き方を柔軟に選択できるようになればと考えています。
私がフレキシブルな働き方でやりたい仕事に携わるということを実践しながら、インフラ現場で働く方々にも、同様の働き方を選択肢の一つとして考えていただけるような世界を実現したいです。

志佐:子育てをしている身として、子供に誇れるような仕事をしたいですね。
当社を含め、IT企業はフレックスやリモートワークを活用しやすいと思いますが、実際にインフラ現場で働いている方々にとっては実現が難しい部分はあります。
完全なリモートワークが実現できなくとも、現場に人が出向かなくても仕事が回っていく時間帯を少しずつでも生み出すことができれば、現場で働く人たちもその時間を家事や育児に使うことができるようになりますよね。
それを実現することができれば、子供たちにとっても更に明るい未来になると思います。

宮川:現場業務の省人化や効率化等は我々のミッションですし、新しいことに取り組むことで社会課題の解決に繋げることができるのは、やりがいに感じます。
現場で働く人たちに期待感を持っていただくためには、我々が朝から晩までハードワークしている姿を見せるだけではなくて、柔軟な働き方をしている姿を示すことも必要です。
新しいことを取り入れようという時に、既に取り組んでいる人に聞こうと思いますよね?
ただ単にソリューションを提供し、「仕事が楽になりますよ」ということではなくて、我々の働き方も通じて刺激を与えられるアウトプットをしていきたいです。

 

最後に…
センシンロボティクスにご興味をお持ちいただけた方は、カジュアル面談も可能となりますので、お気軽にお問合せ下さい。

近日中に、「マネジメント編」もアップする予定ですので、そちらも是非ご覧ください。

※参照記事
センシンロボティクスの福利厚生一覧・マップ
「センシンロボティクスは働きやすい?」~バックオフィス編~
「センシンロボティクスは働きやすい?」~マネジメント編~