当社では新型コロナウイルスの流行以前からフレックスタイム制度を導入・運用していましたが、時代の変化に合わせ、社員が最大のパフォーマンスを出していただけるように、柔軟な働き方ができる制度設計を改善してきました。一方で、カジュアル面談の中で、候補者の方から働き方の実態やフォロー体制について聞かれることも多くあります。
そのため、当社のWebアプリエンジニアへのインタビューを通じて、Webアプリエンジニアの働き方のリアルについてレポートしていきます。担当ポジションや業務性質によって働き方は異なるため、一例として参考にしていただけると幸いです。
センシンロボティクスの働き方への基本的な考え方
こちらの記事に当社の福利厚生制度の詳細をまとめていますが、前提の考え方として、優秀な人材が常に高いパフォーマンスを発揮できるように、最適な環境・制度を整えることを重要視しています。
そのため、「リモートワーク」「フルフレックス」等の制度を設けています。
リモートワーク可
2020年〜現在まで当社では個人のパフォーマンスが最大化できる環境での業務遂行を推奨しています。その中で、多くの社員がリモートワークを活用して働いています。
※週〇日出社など、明確な基準を設けておらず、所属グループや担当業務によって異なります。
原則:フルフレックスタイム
基本的にフレックスタイムに該当しない社員が対象。
始業時間帯は6:00〜21:00、終業時間帯は 7:00-22:00となります。
例外:フレックスタイム
試用期間の社員、短時間勤務の社員、入社2年未満の新規学校卒業者などが対象。
コアタイムは11:00〜16:00、始業時間は6:00〜、終業時間は〜22:00となります。
上記の制度のもと、社員が家庭の事情や個人のライフスタイルに合わせた働き方をしています。朝型勤務が得意なエンジニアは早朝から勤務を開始し、夕方に勤務を終了し、子育て中のエンジニアは、保育園への送り迎えの時間を考慮して業務を行っています。
インタビュー社員の紹介
今回、リモート中心で勤務するエンジニアと関西フルリモート勤務のエンジニア社員2名にインタビューを行いました。当社の働き方の柔軟性を知っていただきたく、リモート中心で勤務するエンジニアに話を伺っています。一方で、出社を好むエンジニアやドローン・UGV等の実機を扱うロボット制御担当のエンジニアは頻繁に出社しています。
森下 和馬(もりした かずま)
東京都在住 2022年5月入社 Webアプリエンジニア
ドローンを活用したプラント配管点検プロジェクトの開発を担当しています。新規機能や飛行ルート作成機能の品質改善や保守・運用をしています。フロントエンドをNuxt.js(TypeScript)、サーバーサイドをNode.js (TypeScript) メインで書いています。
池口 翔太郎(いけぐち しょうたろう)
大阪府在住 2022年7月入社 Webアプリエンジニア
※当社には関西拠点がないためフルリモート勤務
現在は、風力発電設備(ブレード)の保守業務を効率化する業務アプリケーションの設計〜開発を担当しています。フロントエンドをNuxt.js(TypeScript)、サーバーサイドをNode.js (TypeScript) メインで書いています。Microsoft Azureのクラウド環境上の構築、デバッグも担当しています。
働き方のリアルやフォローアップ体制に関するQ&A
2名のエンジニアに働き方の実態やフォローアップ体制についてインタビューを行いました。
質問:日々の働き方について教えてください。
森下:基本的に在宅で勤務しています。朝8時頃から勤務を開始し、平均的に17時頃に勤務を終了しています。 仕事の割合は、コーディング75% 会議20% 雑務5%になります。また、休憩時間に家事をこなしたり、家族との会話の時間も十分にとれています。現在、大学院に通っているため、授業の課題がある場合、早めに業務を終える日もあります。
池口:大阪に住んでいるため、フルリモートで勤務しています。勤務時間は森下さんよりもう少し遅めのスタートです。開発の前半では、設計55% コーディング25% 会議15% 雑務5%で、開発の後半では、設計25% コーディング55% 会議15% 雑務5%の仕事の割合になります。開発プロジェクトのフェーズに応じて遅めに業務を開始したり、早く業務を終了し、柔軟に業務をしています。
質問:出社の頻度について教えてください。
森下:月1〜3回の頻度で出社しています。会社のイベントがある場合や開発メンバーとの食事会がある場合に出社することが多いです。毎月月初に新入社員の歓迎会をオフィスで実施しているため、直近はその歓迎会に参加しました。
※2022年11月から大井町にオフィス移転をしています。オフィスの様子はこちらをご覧ください。
池口:フルリモート勤務のため、出社は一切していません。ただし、四半期ごとに行われる全社キックオフミーティングは対面参加が推奨されているため、東京に出張しています。東京に約3〜4日間滞在できるため、東京や札幌メンバーと対面で交流しています。キックオフ後の懇親会で開発メンバーと深く会話でき、距離を縮められていると思っています。
質問:働き方の柔軟性についてどう思いますか?
森下:柔軟な働き方ができていると思います。前職では、週3回出社必須の勤務形態だったため、通勤時間が無駄だと感じることも多かったです。現在は、出社の必要性がある時のみ出社するスタイルのため、無駄が少ないと感じています。趣味の筋トレに時間を割けることも嬉しいですね。
池口:社内ツールで勤怠報告と日報記入をすれば、個人に時間の使い方が任されているため、自由度は高いです。フルリモートでの働き方や業務の進め方は選考の過程で開発マネージャーと事前にすり合わせしていたため、入社してから働き方へのギャップはなかったです。
質問:リモートワークの場合、コミュニケーションが希薄になりやすいと思いますが、その点はどうですか?
森下:一緒に働く開発エンジニアは優しく、Slackでの簡単な会話や朝会を通じて気軽に話すことができるため、コミュニケーションの問題は特に感じていないですね。キックオフや開発エンジニアとの食事会等の会社イベントが定期的にあるため、その時に密なコミュニケーションがとれています。
池口:開発インフラの件でわからないことも多いのですが、気軽に聞きやすい環境です。Slackにスレッドを立てると、複数のエンジニアから回答をもらえるため、大阪でフルリモートをしていますが、孤独感は感じていないです。また、開発マネージャーやテックリードと個別に開発状況の相談もできているため、安心感はあります。
質問:パフォーマンスを出すための会社やマネージャーからのフォローアップ体制についてはどう思いますか?
池口:GitHubのレビューでは、簡単な内容はSlackで回答をもらい、問題が複雑な場合は、開発マネージャーやテックリードに口頭で相談に乗ってもらっています。フルリモート勤務のため電気代は高くつくのですが、働き方改革手当(月額5,000円)を支給してもらえる点は非常に助かっています。
森下:池口さんと同じ印象を持っています。テックリードや開発マネージャーとの1on1を隔週で実施しているため、心強いです。カジュアルにプライベートの相談にも相談にものっていただけるので、キャリアとプライベートの将来設計まで考えることができています。お子さんがいる先輩社員が時間単位特別休暇を活用して休暇を取得しているのを見ると安心しますね。
また、キックオフ後の懇親会は、総務メンバーが席配置を工夫してくれるため、普段話さないメンバーと自然に交流できています。
最後に
今回は、当社のWebアプリエンジニアの働き方のリアルについて取り上げました。ドローンと連携したアプリケーション開発のため、働き方に制約がある印象を持たれることも多いかと思いますが、本記事を通じて当社で働く具体的なイメージを持っていただき、働き方に関する懸念を少しでも解消できると幸いです。当社としては、社員が最大のパフォーマンスを出せるように、積極的に社員を支援していきます。
当社の働き方や取り組みに共感いただけましたら、エンジニアポジションにご応募いただけると幸いです。各ポジションの募集要項はこちらに掲載しています。まずはカジュアル面談からのスタートも大歓迎です。皆様からのエントリーを心からお待ちしています。