US時間9月20日(水)から21日(木)にかけてSkydio X10製品発表会及びデモンストレーション会がサンフランシスコで開催されました。
これに先駆けてSkydioの一次代理店であるセンシンロボティクスも参加したので、日本最速?のレビューやプレゼンテーションの模様をお伝えしたいと思います!

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前編では新機体の特徴をご紹介します。

Skydio X10機体について

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サイズ(展開時)は31.1 inch(幅)×25.6 inch(奥行)×5.7 inch(高さ)で、片手で持てますが少し大きいかな?というサイズ。

M300と比較してサイズが小型、質量が軽量なため、山間部など機材運搬が大変な場所でも持ち運びの負担が少し軽減しそうです。

プロペラは3枚で静音性が高まったとのことです。
5GおよびLTE機能を搭載し、ESIMへの対応を予定しています。

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機体のスペックは公式情報(https://www.skydio.com/x10)をご覧ください。

特徴1:高解像度カメラ

48メガピクセル(4,800万画素)のズームカメラが備わり、800フィート(約244メートル)離れた場所からナンバープレートを読み取ることができます。また、50メガピクセル(5,000万画素)の広角カメラも搭載されており、コンクリートにある0.1ミリメートルの亀裂など微細な情報を検出できます。
電線や計器、コンクリートのヒビ、ナンバープレートや文字読み取りも可能とのこと。

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暗い場所で橋の下のコンクリートにある0.1mmの亀裂を検出する

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800フィートからナンバープレートを読み取る

USのSkydioでは電力分野にも注力しているとのことで、当社で提供している送電設備点検ソリューションとの親和性も高そうです。
(参考:送電設備点検アプリケーション

特徴2:暗所飛行

照明がない環境でも自律飛行が可能になりました。トンネルや橋梁点検、夜間警備などで活用できそうです。
機体が大き目なので、屋内点検は場所の選定や撮影ポイントの工夫が必要かもしれません。

 

公式動画のデモンストレーションはこちら↓

 

特徴3:サーマル

サーマルカメラも内蔵されています。公式情報では「点検作業中の温度差計測や、暗闇での行方不明者の捜索などにも活用できます。」とありますが、ソーラーパネル点検にも活用できそうです。

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特徴4:ペイロード

ユーザーが求めるデータを柔軟に取得できるように、センサーを必要な場所やタイミングに応じて自由に機体と組み合わせることが可能です。
Skydioからはスポットライト、マイクスピーカー&マイク、Visible/IR Lightが提供予定です。その他サードパーティー製に対応。
今後、RTKにも対応予定とのことです。

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今後は人や特定の設備など、障害物が何であるかを認識する機能もアップデートで実装予定とのことです。

日本では年内に予約受付開始予定となっております。
ご興味がある方はぜひこちらよりお問い合わせください!

後編では製品発表を受け、Skydio X10を使った業務活用の可能性についてお届けしたいと思います!


Skydio 販売サイト
https://www.sensyn-robotics.com/product/skydio/

Skydio X10製品情報(英語サイト)
https://www.skydio.com/x10